
高齢出産の場合、女性だけでなく男性に原因があることも珍しくありません。たとえ女性が若くて赤ちゃんが欲しくても、パートナーの男性と年が離れているために、なかなか妊娠に結びつかず、結果的に女性が高齢出産になってしまったというケースもあるのではないでしょうか。
男性も、加齢によって生殖機能が低下し、精子の量が減ったり、運動率の高い精子を作りにくくなっていくということはあります。ただし男性の場合は、それほど顕著に加齢の影響が生殖機能の低下に表れるということはありません。
女性の卵子は、すでに胎児の頃から体の中にある原始卵胞から、決まった数の卵子が生まれてくるため、加齢や体内に蓄積した化学物質などの影響を受けやすいのです。これに対して男性の精子は、毎日新しいものが作られていきます。
ですから、男性の場合は妊娠率が低下するものの軽度であり、健康に気をつけて元気な生活をしていれば、精子の衰えはあまり気にすることはありません。極端に言えば、たった1つでも元気な精子がいれば、妊娠にいたる可能性があるのです。
男性の場合は、70代や80代でも子どもを作ることができたという報告がいくつもなされています。ただ、男女ともに高齢の場合、染色体異常による先天的な障害を持つ赤ちゃんが生まれてしまうリスクは高くなるようです。
年齢に関わらず、性交していても2年以上子どもができない場合、男女ともに不妊検査を受けた方がよいでしょう。何も検査をしないまま、いつの間にか高齢出産の年齢になっていた、というのもよくあることなのです。